認識が変われば現実が変わる理由

僕たちが体験している現実というのは言わば、「自分が認識している現実」です

見て、聞いているものが、そのまま「真実」だとは限りません

そして、自分が認識している現実と他人が認識している現実が同じだとも限りません

 

 

自分が認識している現実の「感じ」というのはクオリアというものですね

クオリアとは

赤色

クオリアとはこの「赤色」を見た人が感じた色の「感じ」のことです

言葉で言い表すことは出来ないですし、あなたが見た「」と他の人が見た「」は違うのかも知れません

もちろん、色だけでなく形や音、匂い、味、触った感触、痛みなどあらゆるものの「感じ」がクオリアです

「生きている」という実感ですらそうです

 

かなり哲学的な問題になってきましたねw

色だけならまだいいですが、現実というのはほぼ無限と言ってもいいほどの数の要素が複雑に、有機的に絡み合って存在しています

こうなると最早、自分の認識している現実だけが唯一無二の現実と信じることの方が難しくなってきます

人の持てるもう一つの軸は「意志」

3次元というのは「縦」「横」「高さ」の軸で構成されています

もう一つ「時間」という軸を加えて4次元という場合もありますね

人は更に「意志」という軸を持てるのではないかと僕は考えています

 

世界は認識によって如何様にも姿を変えます

ネガティブな気分のときはネガティブな情報しか見えなくなり、負のスパイラルに陥ってしまいます

意識を高く持っているときは、まとめサイトなどではなくて意識高い系のコンテンツに自然と目が行きます

カラーバス効果」というものですね

音楽の音階も認識によって世界が変わる

音楽の音階は12音あります

鍵盤はその12音が順番に並んでいるものですね

ド(C)から順番に白鍵だけを辿ればドの長音階(Cメジャースケール)というものになります

メジャースケールとは、明るい感じの音階のことで、メジャースケールで作曲すると明るい感じの曲になります

 

そして、同じ鍵盤のラ(A)から順番に白鍵だけを辿ればラの短音階(Aナチュラルマイナースケール)になります

マイナースケールとは、暗い感じの音階のことで、マイナースケールで作曲すると暗い感じの曲になります

 

もちろんですが、このとき鍵盤は何も変わっていません

音の順番も変わっていませんし、白鍵と黒鍵が入れ替わっているなんてこともありませんw

鍵盤という世界を弾く人の「意志」で明るくも暗くも出来ます

つまり、悲しくてネガティブな気持ちで鍵盤に向かえば悲しい音楽になりますし、前向きでポジティブな気持ちで鍵盤に向かえば明るい音楽になります

 

何度も言いますが、鍵盤は何も変わっていません

同じように、世界は自分一人では何も変えられませんが、「意志」によって認識を変えることで世界を変えられます

そんなこと言ったって、認識が変わったところで起こっている事実は何も変わらないから意味ないじゃないか!!!

なんて思うことがありませんか?

これは僕がよく思っていたことで、現実と認識、知性について考えるきっかけにもなりました

なかなか言語化が難しいものなので語弊があるかも知れませんが…

あなたが今見ているであろうPCやスマホを例えにしましょう

 

例えば、あなたの隣にチンパンジーがいるとします(チンパンジーw)

あなたとチンパンジーが見ているPCやスマホは別のものなのでしょうか?

そんなわけないですよねw

1つのPCやスマホを見ているのであなたが見ているPCやスマホも、チンパンジーが見ているPCやスマホも同じ物です

しかし、同じPCやスマホであってもそこから引き出せる利益はチンパンジーとあなたでは大違いです

あなたはPCやスマホで何でも調べられますし、Amazonでバナナだって買えます!!(チンパンジーにも分けてあげて下さい)

 

つまり、”事実が変わらなければ気分や認識が変わろうとも何も変わらない”というのは”自分とチンパンジーは何も変わらない”と言っているようなものです

 

チンパンジーと僕たちホモサピエンスは何が違うのか??

いろいろ違いますが1番違うのは知性による「認識」です

 

 

アインシュタインの言葉でこのようものがあります

問題が起こった時の認識ではその問題を解決出来ない

逆に言えば、認識が変われば問題の解決方法を見つけられる、または気にならなくなるということです

問題が起こったという事実は変わりませんが、問題の解決方法を知っているか知っていないかで気分や未来への期待度は雲泥の差です

気分を変える、認識を変えるというのは思っている以上に問題への対処を圧倒的に有利にします

 

そして、僕たちは常に問題の芽が問題として発現する前に解決し続けていますよ

気づいてないかも知れませんが

 

無意識レベルで解決してる問題は認識すらしません

認識するのは、発現した問題ばかりなので、無意味な無力感、自責の念ばかり感じてしまいます

 

なので、常に自分の能力で何かしらの問題を解決し続けているんだということを知るだけで認識が変わります

認識が変わるということは世界が変わるということです