弥勒の世はいつ来るのか-時期と実現するための仕組み

弥勒の世」というのは、遠い未来に於いて人間世界に弥勒菩薩が現れ,一切衆生を救い世界が理想郷となるという仏教の思想です

一切衆生いっさいしゅうじょうとは、この世に生きている全ての生命体、特に人間のことです

一切有情いっさいうじょうとも言います

 

簡単に言うとみんなニートになれて楽に生きられるとても良い世界ということですねwww

 

ちなみにアイキャッチ画像の高崎白衣大観音がマツコに見える…

 

 

そんな素晴らしい弥勒の世なのですが、そんなにすぐには来そうにはないです…泣

弥勒の世はいつ来るのか??

弥勒の世が実現される時期ですが「釈迦入滅後、5億7600万年後か56億7000万年後」とされています

釈迦入滅については諸説があり、紀元前463〜紀元前383年説と紀元前565年〜紀元前485年説があります

紀元前500年〜紀元前400年くらいということですね

 

今が2018年なので釈迦入滅後から2500年ほどしか経ってませんね…

まだまだ全然です

「弥勒の世」は早くても釈迦入滅後、5億7600万年後とのことなので、あと5億7599万7500年ほどあります…

 

どんなにがんばっても僕たちが生きている間に弥勒の世は来そうにありません

 

というか、「5億7600万年後56億7000万年後」って10倍以上違いますね

解釈でどちらとも取れるということなのだろうか…

弥勒の世は遠い

釈迦入滅後から5億7600万年後に弥勒の世が来るとしても未だ2500年しか経っていないわけです

%で表すと「0.000434028%」です

絶望的な進捗状況ですねw

戦争も犯罪もなくならないわけです…

 

個人的な感想ですが、理想的な世界の実現のためには確かに数億年くらいは掛かりそうだと思っています

現在、人間が競争や戦争、その他の争いをやめられないのは煩悩や悩みを克服、解決出来ず満たされていないからです

すべてが上手くいき、煩悩や悩み、トラブルが一切ないのであれば人は争いません

衣食足りて礼節を知る

という言葉があります

これを現在進行形で体現しているのが今の中国ですね

ほんの数年前まで「中国人はマナーが悪い」というイメージがありましたが、近年の急激な経済的発展により中国の富裕層は普段の生活に困らなくなり、その結果自省する余裕が生まれ、今ではそこいらの日本人よりも生き物としての格式が高くなっているというわけです

弥勒の世実現のメカニズム

中国人のマナーの例は喩えの一つにすぎませんが、これと同じように

煩悩やトラブル

>>解決し満たされる

>>自省の余裕が生まれ1つ上の視座を獲得出来る

これを繰り返すことで人間は格式を上げることが出来ます

 

なので、

欲、煩悩=悪い、在ってはならないもの

という考えは間違いです

むしろ、精進のためにはなくてはならない不可欠なものです

 

もちろんこれだけでなく、ある程度のレベルに達しているのであれば、坐禅や瞑想、仕事や人間関係を通して新たな視座を獲得することが出来ます

 

話しが逸れましたが、煩悩やトラブル、不幸、不運というのは解決し、新たな視点、認識を獲得するために存在します

この煩悩やトラブル、不幸、不運を克服、解決し、一切衆生が視座を高くし続けることで弥勒の世は作られます

 

在ってはならないと思えるほど不幸なことであっても、意味のないことはないということです

まったく意味のない、本当に在ってはならないことであれば最初から存在出来ませんからね

 

なんて偉そうに言っていますが、僕だってイヤなことはイヤです

働きたくないし、興味のないことはしたくないし、気の合わない人と関わるなんて御免蒙ります

女の子口説いてる方が56億7000万倍楽しいです

 

弥勒の世達成率0.000434028%の世界に生きてる人間なんてこんなものですw

弥勒の世は遠い(2回目)

私見ではありますが、弥勒の世の実現というのは円周率や黄金比率の終わりを目指すのと似ています

円周率の無理性は証明されていますが、いつか新しい要素が発見され割り切れると思っています

今でも、3次元の物体に書くなどの限定的な2次元の円の場合は円周率が割り切れることがあるのですが、現在の人類の知性では予想も出来ないような新しい要因が発見される可能性はあります

何億年も掛かるかも知れませんが…

現在、円周率は12兆ケタくらいまで計算されているみたいですね

 

2045年あたりにシンギュラリティに到達し、ベーシックインカムなどで人間が働かなくていい世界が実現されるかも知れませんが、そうなったらそうなったでまた新しい煩悩や悩みと対峙するだけです

それを克服したらまた次、更に次、、、と続いていくわけですね…

いつか終わるはずですが、その終わりが5億7600万年後か56億7000万年後と言われても僕は不思議には思いません

 

ただ、進めば進むほど効率は良くなっていきます

例えば、フィボナッチ数列のように