ポリコレという現代の魔女狩り

ポリコレというのはポリティカル・コレクトネスの略語で、「政治的に正しい言葉遣い」「公正・公平・中立的で差別・偏見が含まれていない言葉」という意味です

看護婦を看護師と言い換えたり、カメラマンをフォトグラファーと言い換えたり、スチュワーデスをCAに言い換えたりしてますね

最近だと「お母さん」もダメらしいですw
(最早、言葉狩り…)

ポリコレの定義は名詞ですが、ポリコレ的言動を強制する人や姿勢、活動全体を指す意味合いでも使われることがあります

 

 

ポリコレという言葉はかなり昔からありますが、最近リベラル(??)や左翼側の人達がよく利用しているイメージです

 

本来ポリコレというのは差別をせず、偏見を持たず、公正な世界の実現に有用なもののはずです

本来は…

しかし、2017年1月20日にアメリカのトランプ大統領が就任した頃から「差別する奴には何してもいい」というような過激な輩が目立ち始めました

そして、この頃から「ポリコレ棒」という言葉が使われ始めます

ポリコレ棒とは

ポリコレ棒とはポリティカル・コレクトネスという「自称正義(独善)」を掲げて他人を攻撃する様子から「ポリコレは他人を攻撃すための棒の様だ」ということでポリコレ棒という言葉が生まれました

ポリコレ属性のポリコレ棒はあらゆる詭弁で強化出来るため何気に最強の武器だったりします

ポリコレ疲れ

そんな最強武器である「ポリコレ棒」を承認欲求に任せて振り回され続けた結果「ポリコレ疲れ」なるものが現れ始めました

基準が曖昧で、少しでも誰かが嫌悪感を持ったらヘイトだ!スピーチだ!とあれもダメ、これもダメとやられたら疲れるのもわかります

そうしてポリコレにうんざりする人が出てき始めました

この結果、ポリコレの対義語と言っても過言ではないトランプ大統領が誕生したと言われています

 

ポリコレ疲れというのは基本的にアメリカでの現象で、日本では未だ疲れるほどポリコレは強くない印象ですね

ポリコレという現代の魔女狩り

ポリティカル・コレクトネスという大義を得て、ポリコレ棒で人々を叩き回る様子って何かに似てないでしょうか…??

そう、中世の魔女狩りです

教会の支配拡大のため、戦争や天災に対する民衆の怒りを逸らすために行われたものですが、気に喰わない奴を陥れるために、退屈な日常のちょっとしたスパイスに、がんばっても報われない憂さ晴らしに

人々は「あいつは魔女だ」と密告しました

自分は魔女を駆逐する善行をしているのだという詭弁を信じて

 

「中世の魔女狩り」と聞くと遥か昔、人類が未熟だった頃の愚行だと誰もが思うでしょう

しかし、ポリティカル・コレクトネスという大義に隠れて最強武器のポリコレ棒を振り回す

 

気に喰わない奴を陥れるために

退屈な日常のちょっとしたスパイスに

がんばっても報われない憂さ晴らしに

 

嘸かし承認欲求が満たされることでしょう

 

曖昧な独善で正義の陰から気に喰わない奴を叩く

多様性のため、公正な世界のためと言いながら自分と異なる意見は封殺する

これって中世の魔女裁判と何が違うのでしょうか

 

薄々みんな気づいています

ポリコレ棒を振り回している人たちが公正な世界など目指してなどなく、ただただ自身の憂さ晴らしと承認欲求のために暴れ廻っている悲しきモンスターだということに

現状のポリコレではあの頃の人類を笑えませんよ