音楽の本質とは「楽器を弾くこと」

音楽というのは形があるものではないので言葉で定義しようとしても難しいものです

故に、音楽の本質とは「楽器を弾くこと」と言われてもすんなり納得出来るものでもないと思います

なのでもう少し具体的に説明をしていきたいと思います

 

 

何故、音楽の本質を「楽器を弾くこと」と言い切っているかというと「楽器を弾くことで作られる回路」が音楽の本質だと僕は思っているからです

歌を歌うという行為も当てはまりますが、自分の外部である楽器を回路に含めた方がより良いのではないかと思っています

歌の場合は正しいピッチを自分で作らないといけませんが、楽器の場合は自分の意志とは関係なく特定の操作をすれば特定の音がなってくれます

この「自分の外部である楽器が自分がイメージした音で鳴る」というのは結構重要なファクターになる気がするんですよね…

まぁとにかく、「自分の意志で、自分の体を使って、鍵盤を叩くなり弾くなりして出した音を自分の耳で聴いて作られる回路」こそが音楽の本質だと僕は考えているわけです

 

録音された音楽やDTMで作られた音楽はこの回路を共有するために存在しています

音楽を聴くという行為は回路の共有です

DTMで作られた音楽は拍や音価はジャストで合わせられるのにわざわざランダマイズやヒューマナイズで揺らぎを作るのはこのためですね

録音状態や音質、MIXバランスを僕たちがより良くしようとするのはこの回路を共有しやすくするためなのではないでしょうか

あまり上手いこと説明出来ている気がしませんし、楽器の奏者の人でも納得し難いかと思いますが、こういう視点で音楽と向き合ってみてもおもしろいかも知れませんよw