円周率と河川の長さの話

円周率」円の円周とその円の直径の商…というただそれだけのものですが、一見円と関係なさそうなところでも出てきちゃう承認欲求強めなお茶目さんです

更に、円周率は割り切れもせず、小数展開が無限に続き、小数点以下が循環もしない「無理数」という困ったちゃんでもあります

 

 

そんな神出鬼没でお茶目な困ったちゃん「円周率」ですが、円とは関係なさそうな川の長さにも現れていたりします

円周率と河川の長さの話

有名な話ですが

水源から河口までの距離:河川全体の距離

は円周率(π)の

1:3.14159265359……

に収束していきます

 

つまり、河川全体を円にしたとしたら水源から河口までの距離がちょうどその円の直径になるということですね

ただ全ての川がそうなるというわけではなく、かなり長い年月を掛けて出来た長い川でないと円周率の近似値とはいきません

例えば、Amazon川がそうです

河川の性質と浸食の過程

河川の性質として、直線で進もうとせずに遠回りして曲がりたがる性質があります
(自転とかが関係してるんかな…??)

しかし、曲がりすぎるとバイパスが出来て、ショートカットし、結果、三日月湖が出来たりします

そうしてなんやかんや長い時間を掛けて自然の浸食を受けた河川の水源から河口までの長さと河川そのものの長さの比は円周率に収束していくというわけです