畜生思考……なかなかインパクトのある言葉ですねw
実際にはこんな言葉はないです
これは仏教の六道の中に畜生道というものがあり、畜生道に生きる人間の思考=畜生思考と命名しました
Index
六道(ろくどう りくどう)
仏教に於ける六道(ろくどう りくどう)というのは
・天道
・人間道
・修羅道
・畜生道
・餓鬼道
・地獄道
のことです
仏教では天国や地獄というのは死後に行く世界でも、実際にそういった場所があるわけでもなく、心の状態としています
一番上の天道があんまり苦しみもなく一番いいところですが、苦しみがない故にあんまり成長出来ないそうです
(行ったことないのでわからないですがw)
そして、人間道は四苦八苦があり、あんまり居心地のいい場所ではないですが、いろいろな問題を克服し圧倒的成長!!!が出来るそうです
(ベンチャー企業かよw)
四苦八苦とは・生・老・病・死の基本的な四苦に加え
愛別離苦(あいべつりく)・・・好きな人と離れ離れになってしまうこと
怨憎会苦(おんぞうえく)・・・嫌な奴にも会わなくてはいけないこと
求不得苦(ぐふとくく)・・・欲しいものが手に入らないこと
五蘊盛苦(ごうんじょうく)・・・精神や身体が思い通りにならないこと
の4つを合わせたものですね
まぁ生きているといろいろ思い通りにならないことも多いけどがんばって生きていきましょうといことですね、、、
畜生道とは
畜生道というのは本能のみの動物の様に生きて使役、畜養されるばかりの生き方ということです
結構そのまんまですねw
要は、自主性がなく自力で思い至れず、他人から利用されるばかりの生き方のことです
何かをやらない理由は己の信念や矜持からではなく、他人から窘められるから、周りがやってないから、怒られるから…
鞭で打たれるから言うことを聞く動物の様にです
追いかけるのは目先の小利ばかり
先の大利を見通す知性を持たず、目先のエサばかりを追いかける動物の様にです
畜生思考をやめる
このように人から使われるばかりで、先の大利も見通せず、その他大勢のモブキャラとなり、いてもいなくてもいい人間の思考=畜生思考をやめていかないといけません
他人からいいように利用されて、使われるだけの人間がいいとは誰も思わないと思います
しかし、実際には畜生道に生きている人は結構多いように思います
とりあえず就職して言われたことだけをして給料をもらっていたいとか、人から具体的に提示してもらうまで自分が何をしたいのか、何がほしいのかすらわからないといった人たちです
僕だって出来ているわけではまったくないです
誰かが何とかしてくれるだろう…とか考えるの面倒だから周りがいいように計らってくれよ…とか思うこともあります
自省するばかりです、、、
畜生思考をやめるということは、自分自身と向き合うということに他なりません
自分が何をしたいのか、何がほしいのか、そのためにはどうすればいいのかを考える
結局は自分の利益のためですw
しかし、そのことによって自分の言動や作品がより具体的になり現実を動かしていきます
自身の性質を理解し、何を欲していて、何がしたくて、どうなりたいのかを理解するのは大切なことです
就職活動でも「自己分析」が大事と言われますよねw
自分の意志や意見、希望を言葉として具体的にわかりやすく伝えられれば相手も明確に理解しやすく相手の利益にもなります
その上、無用な齟齬による行き違いもなくなります
そこからバタフライエフェクト的に良い効果が広がっていく…かも知れない、、、
「欲」を必要以上に否定しない
欲と言うものを殊更否定的に見る人もいますが、必要なものであるから存在しているのだと僕は思います
本当に「在ってはならいもの」であれば最初から存在しません
最初は「欲」そのものをどうこうしようとする必要はありません
まずはただ見て観察して下さい
基本はそれだけでOKです
その上で、「変えたい」「行動したい」と自身が思った場合のみ行動すれば大丈夫です
基本は「ただ見る、観察する」だけ
何故、自分はそれを欲しているのか
何故、自分はそう在りたいのか
何故、自分がそう在るのか
これらを観察し、認識するだけで勝手に最適化されていきます
食べたものやカロリーを記録し認識するだけで勝手に痩せていくという「レコーディングダイエット」みたいなものですねw
明確に具体的にわかりやすくと言っても常に意識してないとなかなか難しいですよね
例えば、音楽に於いて「察してほしいは甘えであり、怠慢」と言われます
録音状態が良くないけど察してくれよ…
アレンジがいまいちだけど察してくれよ…
曲が良くないけど察してくれよ…
これでは誰も聴いてくれませんよねw
明確で具体的でないというのは自分にとっても相手にとっても良くありません
今、自分で書いておいて頭抱えてます……w
自分のためであり相手のためにもなるのであれば畜生思考をやめない理由がないですよね
一朝一夕ではいかないと思うので日々精進したいと思います