「守 破 離」という言葉があります
聞いたことがある人も多いと思いますが、何事に於いても意外と忘れがちな重要なことが説かれています
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守 破 離
茶道や能、武道などの世界でで古くから使われてきた言葉で初心から至芸の域に達するまでの過程を簡潔に表した言葉です
守破離というのは
・守:型を守り、模倣する段階
・破:自分と型を分析し、型を破りオリジナルの方法論を確立する段階
・離:型やオリジナリティからすら離れ、至芸に至る段階
という具合に超一流に至るまでの段階を表した言葉ですね
現代では学問や楽器演奏の練習の手法など、効率のいい方法論が確立され、アーカイブ化され続けているので早い段階で「破」の段階まで来れますね!
まぁここからが長いわけですがw
ちょっと前に堀江貴文氏が、「寿司職人が何年も下積みの修行をするなんてバカげてる」と言って、論争になってましたね
昔と違って、方法論が確立されている今では「守」にあまり時間を掛けすぎるのは効率的とは言えないのでやり方は変えていかなければいけないのかも知れません
話が逸れましたが、「破」の段階で確立したオリジナリティに拘泥すると「離」になかなか進めないよということです
先ずは基本を忠実に
とは言っても基本である「守」を蔑ろにしていいわけがありません
どんなに基本を修める学習の効率が良くなっていっても人間の学習能力は変わりません…
そして、「守」から「破」に移行したからといって、もう基本である「守」に戻らなくていいということもありません
基本である「守」をある程度修めたら、「破」でオリジナルメソッドを確立しつつ、機を見て基本である「守」に戻り反復するというのが効率が良さそうです
トッププレイヤーほど基本に忠実ですし、ダメな人ほど基本を蔑ろにしてますのでやはり基本は大事です…w
型があるから型破り、型がなければ型無し
これは落語家の立川談志氏の言葉ですが、基本を反復し「型」を作った上でオリジナリティを押し出し「型破り」となるというわけですね
というわけで、「守」「破」「離」というのはそれぞれが独立したプロセスでありながら、有機的に反復ながら至芸に至る方法論です
「守」で基本を堅め、「破」でオリジナルメソッドを試し、反省を活かすためにまた「守」に戻る
そして、最終的に「離」に至る
大事を成そうという人間はオリジナリティに自信があることが多いので、その「オリジナリティ」を押し殺さねばならない「守」の段階は辛いものがありそうですね…
何事も一朝一夕に成せるものではありませんが精進していきたいものです…