ウィンザー効果とは、直接本人から得た情報より第三者からの間接的な手段で得た情報の方が信頼を得やすいという心理効果の1つです
クチコミやレビューなどがその最たる例ですね
それ以外にも例えば、Aさんから「あなたのことが好きです!」と言われるよりも他の誰かから
「Aさんがあなたのことを好きって言ってたよ」
と間接的に聞いた方がAさんがあなたのことを好きだという情報の信憑性はあります
Aさんから直接「あなたのことが好きです!」と言われて嬉しくないわけではないけど
(裏があるんじゃないか…)
(壺でも売られんのかな…)
と疑念の入り込む余地が出来てしまいます
こういった、本人からの直接アピールより第三者から伝えてもらう情報の方が信頼性がある効果のことを「ウィンザー効果」といいます
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ウィンザー効果の由来
ウィンザー効果の「ウィンザー」とは、アーリーン・ロマノネス著のミステリー小説「伯爵夫人はスパイ」に登場するウィンザー公爵夫人の台詞に由来します
「第三者の褒め言葉は、どんなときでも一番効き目があるのよ
忘れないでね
いつかきっと役に立つわ」
ウィンザー効果のメカニズム
何故、第三者からの情報に「ウィンザー効果」が発動するかと言うと
利害関係がないから信頼できる
というのが1番の理由ですね
自分自身や自分の成果、製品、作品などそれを評価されることで利益を得る当の本人から言われても
(いやそれ、自分の利益になるからやんwww)
と思ってしまいます
しかし、利害関係のない第三者から
「あそこのお店美味しかった!」
「あの会社の製品良かった!」
などと聞けば、少なくとも利益を得るためではなく、ただの感想であることは疑いませんので疑念の余地なく信じられるわけですね
ウィンザー効果を恣意的に利用することで生まれる不利益
しかし、この「ウィンザー効果」を利用した「食べログ」などのレビューサイト、芸能人のブログのコメント欄などかなり恣意的に操作されていることが明るみになり逆に信頼性は落ちてきています
ウィンザー効果と言うのはあくまで利害関係のない第三者が自発的に行うから意味があることであって、恣意的に誘発しても長期的には不利益しか生まないというわけですね
良くないものを「良い」とお金で言わせて人を集めても、結局そのものを目で見て、自分自身で体験すれば「良くない」ということはわかるので逆効果です
それは顧客をバカにしすぎです
会社としても信頼とお金を失い、顧客も無駄なお金を使わさられて双方ともに得をしないという最悪の事態です
先ずは、自社の製品やサービスを自信を持って世に出せるクオリティにしてからプロモーションに力を入れるべきですね!