DTMを始めたいけど何から揃えていけばいいのかわからないという初心者の方は多いと思います
なにせ、右も左もわからないわけですからね
なので、とりあえず無料でDTMを始められる一番簡単な方法を紹介したいと思います
スマホやタブレットでもDTMは出来ますが、今回はPCでDTMを始めるための方法です
Index
まずはDAWをインストール
PCでDTMを始めるためにはDAWソフトというアプリケーションをインストールしないと始まりません
※DAW:Digital Audio Workstation(デジタル・オーディオ・ワークステーション)
DAWの正式な読み方、呼び方は「ディー・エー・ダブリュ」ですが、「ダウ」でもいいです
「ダウ」と読んでも別にバカにされることはありませんので安心して下さい
個人的な感覚ですが、「ディー・エー・ダブリュ」と読んでいるのは正式な呼称を心掛けているDTMや作曲の講師の方や大物作家などが多く、それ以外の市井のDTMerは「ダウ」と呼んでいる感覚です
「DAW」もたくさんあります
有名どころだと「Logic Pro X」「CUBASE」「Ableton Live」そして、「Studio One」
で、無料でDTMを始めたい場合、何のDAWをインストールすればいいの??
ということですが、これはもう一択です
Studio One 3 Prime
現時点でこれより優れたフリーのDAWはありません
トラック数無制限で使えますので、試行錯誤しながらDAWの使い方を学べます
エフェクトの数やオーディオやMIDIの編集機能の一部は制限されていますが、その制限が気になるレベルまで来たら有償のDAWにすればいいだけです
Studio Oneはグレードが3つあり、上から
・Studio One Professional
・Studio One Artist
・Studio One 3 Prime
となっており、レベルに合わせて段階的にグレードを上げていくことが出来ます
勿論、オーディオインターフェースやMIDIキーボードを買ったときについてきたDAWがあれば、それでも構いませんし、Macの場合は最初から「GarageBand」というDAWがインストールされています
「GarageBand」の場合は「Studio One 3 Prime」と違って制限もありませんし、BPMやキーを自動で合わせてくれるループ集「Appleloops」もついています
なので、無料でDTMを始める場合のDAWは
Windowsの場合は「Studio One 3 Prime」
Macの場合は「GarageBand」
が一番いいのではないでしょうか
インストールが完了したらあなたはもうDTMerです!w
本気でやるから最初から有償で行くぜ!!!でもいいと思いますw
PreSonus プリソーナス 音楽制作ソフト “Studio One 3 Artist日本語版 (USB edition)
PreSonus プリソーナス 音楽制作ソフト Studio One 3 Professional日本語版(USB edition)
資金に余裕がある場合に揃えておきたい機材の優先順位
PCとDAWがあればDTMは出来ますが、それ以外にもいろいろな機材があります
オーディオインターフェース、モニターヘッドホン、モニタースピーカー、MIDIキーボード…などなどありますが、完全なる独断と偏見で優先順位を決めたいと思いますw
優先度1位
MIDIキーボード
これは鍵盤が弾けなくても結構使います
何に使うかと言うと、「音色の確認」です
シンセなどの音源を選ぶとパッチという、いろいろな音色が何百、何千、ものによっては何万もあります
それらを一々画面上の小さいソフトキーボードをクリックするのは疲れますし、ベロシティでの違いやフレーズを弾いたときの感じなどがわかりません
曲を作らなくてもMIDIキーボードでいろいろなシンセの音色を確認してまわるだけでも楽しいです
それだけで1日が終わることもよくあります…w
最初は安いMIDIキーボードでいいので持っておくといいです
しかも、後々良いMIDIキーボードを買ったとしてもキースイッチ切り替え用として活用出来るので無駄になりません
【国内正規品】 KORG コルグ MIDIキーボード nanoKEY 2 WH
優先度2位
モニターヘッドホン
やはり、最終的な音の出口であるヘッドホンをモニター用のものにすればかなり曲の印象が変わりますし、細かい変化もわかりやすいです
特にDTMでモニターヘッドホンを使う場合、聴くのは0から100まで知り尽くしている自分の曲のはずですが、安いイヤホンで聴いたときには気づかなかった雑音やリバーブの微妙な掛かり具合など細かい部分まで気づけます
なので、コストに対して効果が高いので2位です
SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST
優先度3位
オーディオインターフェイス
良い音で聴いたり、ギターやベースを打ち込みではなく自分で弾いて録音したい場合に必要になるものですね
ただ…楽器を録音しない場合には要らないかな…と思います
良い音で聴いてMIX出来るというメリットはありますが、最近のPCの内蔵サウンドカードも別に悪くはないので何万も掛けて買うほどではないです(コスパ的に)
Focusrite Scarlett 2i2 G2 2in 2out 24bit 192kHz オーディオインターフェイス
優先度4位
モニタースピーカー
モニター用のスピーカーも音の最終的な出口なので、やはり専用のスピーカーで聴くと細かい部分までよく見えます
ただ、超低音域が見えるレベルの爆音で鳴らすことは日本の住宅環境的に難しいです…
しかし、スピーカーなのでDTM用途以外にも音楽を聴いたり、動画を見たりする場合良い音で鑑賞することが出来ます
一点注意して頂きたいのは、モニター用スピーカーを接続するためにはオーディオインターフェース(A I/F)が必要になりますのでA I/Fを用意してから、もしくはA I/Fとスピーカーをセットで検討するというのがいいと思います
YAMAHA HS5W パワードスタジオモニタースピーカー×2本
優先度5位
音源、プラグイン
はい、沼です
ここに手を出し始めたらいくらお金があっても足りませんw
しかし、最近の有償DAWには優秀な音源やエフェクトプラグインがついているので、優先順位は低めです
特にエフェクトプラグインに関してはサードパーティ製のプラグインは要らないんじゃないかと思えるほどです
音源の方もDAW付属のものはとても良いものが多いです
弱いのはオーケストラ系の音源くらいでしょうか
少なくとも、最初のうちは全く気にしなくてOKです!
もし、最初に買うとしたらNIのKOMPLETEが鉄板ですね
シンセや音源だけでなく、エフェクトプラグインも入ってます
NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ / KOMPLETE 11
ここまで独断と偏見でランキングしましたが、機材を買うときに最も重要なのは「テンションが上がるかどうか」です
ヘッドホンなんかより大きなスピーカーがあった方がテンション上がるんじゃ!!ということであればヘッドホンなんか後回しでスピーカーを買うべきです
(オーディオインターフェイスも忘れずに)
僕もよく使いもしない音源を買ったりしてますが、あれは
音源を買っているのではない、モチベーションを買っているのだ!!(名言)
ということですw
それは扠置き、DTMはとても楽しいです
無料のDAWで始めても打ち込みで実際には弾けない様な速いフレーズを再現出来たり、オートメーションを使っていろいろなことが出来たりしてゲーム感覚で始められます
その上、ゲームよりも生産的で創造的です
(後々の課金もエグいですが…w)
DTMer同士のコミュニティもあったりするので是非始めてみましょう!!!